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滞在期間を終えた元親が、とうとう四国に戻る日が来た。 ただ、奥州へ来たばかりの頃と比べて変わったのは、何処か張り詰めていた元親の雰囲気が、目に見えて柔らかくなった事と、そして彼女の隣に無愛想だが、彼女を何よりも大切に想っている男の存在がある事だった。 「んじゃ、世話になったな」 「まったくだぜ。テメェの痴話喧嘩を、こんなトコにまで持ち込みやがって」 憎まれ口を利く事で、政宗は彼女との別離の寂しさを紛らわせる。 元親もそれを判っているのか、薄く微笑みながら政宗の頭をポンと叩いた。 「…アリガトな。色々と」 「お、おう。……ま、まあ、良かったじゃねぇかよ。何だかんだ言ってアイツ、お前にベタ惚れみたいだし。ありゃ逆に、別れて貰えなさそうだぜ?stalkerの素質充分だ」 悪友の揶揄に、元親は小さく吹き出すと、今度は政宗の隣に立つ小十郎を見た。 「貴方にも…本当にお世話になりました」 「また来ると良い」 「はい。頂いた野菜の種と苗木は、大切に育てます」 「判らない時はこれを見ろ。大まかな栽培方法を記しておいた」 「わあ…有難うございます」 周囲の目もあってか、敬語で話す元親を、小十郎はほんの少しだけ物寂しく思う。 手入れの行き届いた元親の指が小十郎のレシピに触れた時、僅かに近付いてきた元親から、 彼だけに聞こえる小さな囁きが届いた。 「──私、貴方の事が好きでした」 思わぬ不意打ちの告白に、流石の小十郎も内心でうろたえる。 「でも、貴方は何処までも政宗様ひと筋だから、早々に諦めちゃったんです。それに…」 「今は、アイツがいるから……か?」 「ええ。どうやら貴方と知り合うずっと前から、私、あの人に『ぷろぽーず』されてたみたいなんで」 「…言うようになったじゃねぇか。アイツに持ってかれるのが、惜しくなって来たぜ」 「ふふ。お世辞でも嬉しいですよ」 (……世辞じゃねぇんだがな) もう少しで吐露しそうになった気持ちを飲み込むと、小十郎は努めて平静を保つ。 すると痺れを切らせたのか、やや大股に歩み寄りながら、元就が出発を促してきた。 「お前の部下が、先程から退屈している。そろそろ切り上げろ」 「んだよ、毛利の知将様は随分とせっかちだな。こっちはお前と違って、これから暫く元親に会えなくなるんだ。もう少し、心の余裕ってモンはねぇのかよ?」 「…黙れ破廉恥女。貴様など、我の中ではそこの従者共々『捨て駒オブ・ザ・イヤー』に祭り上げてやりたいくらいだ」 「破廉恥って言うなっつってんだろ!」 一番言われたくない形容詞をぶつけられた政宗は、途端に顔を怒りに染める。 「ほぉ。ならば、貴様に倣って、lechery(エッチ・スケベの意味)とでも表現するか。ムダに『ぐろーばる』な貴様にピッタリであろう?」 「──この野郎!もう勘弁ならねぇ!」 もう少しで刀に手を掛けようとしていた政宗を小十郎が、そして、暴言を続けていた元就を元親が拳骨で止めた。 「元就がごめんな。でもアイツ、ホントに自分の興味の無いものは、声を掛ける事すらしないんだ。案外、お前の事を気に入ってるのかも知れないぞ?」 「な…あ、あんな陰険オクラ野郎に好かれたって、嬉しくねぇっ!」 「そうだな。お前が好かれたい野郎は、他にいるんだし」 元親の指摘に、政宗は途端に口を結ぶと下を向く。 「もうすぐ真田に会うんだろ?」 「ぅ…うん…でも……」 「大丈夫だ。アイツだって、きっとお前に会いたいって思ってるよ」 「……」 そうであって欲しいという期待と、元親がいなくなってしまう不安とで、政宗の心は揺れ動く。 そして気が付くと、政宗は周囲の目も憚らず、元親に抱き付いていた。 「政宗…?」 「もしも…アイツにふられたら、俺、奥州捨ててお前の所行くから」 「……そうなのか?でも俺は、絶対そうはならないと思うぜ?」 「元親…」 「──頑張れよ」 「…ん」 もう一度だけ抱擁を交わした後で、元親は政宗から離れると、船に乗り込む。 そして、それまでの穏やかな『姫』から、海賊の『長』の顔に戻ると、イレギュラーの1名を除いた乗組員全員に檄を飛ばした。 「野郎ども!奥州での命の洗濯は済ませたな!?碇を上げろ!四国に帰るぞ!」 「了解しましたぜ、お嬢!」 「お嬢ーっ!」 誇り高き海の男達の鬨の声に続いて、長曾我部が誇る大型の海賊船は、高らかな汽笛を上げる と、やがてゆっくりと港から離れていった。 姉貴35
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「──本当は、」 「…え?」 「本当は…ギリギリまで、ここに来る事を迷っておりました」 一言一句噛み締めるように語る幸村の横顔を、政宗は吸い寄せられるように見つめる。 「やっぱり迷惑だったのか…?」 「そ、そうではござらぬ!迷っていたのは…それがしの心にございまする」 政宗の表情を見て、幸村は弾かれたように首を振るが、彼女の隻眼からさり気なく顔を背けると、言葉を続けた。 そんな幸村の様子に、政宗は不安になりかけたが、繋いだ手に僅かだが力が籠もるのに気付くと、その温もりに身を任せる事にする。 「奥州に来る前は…政宗殿と会えぬ事に、それ程違和感を覚える事はございませんでした。甲斐と奥州では距離がありますし、何より戦場以外でそなたと顔を合わせる機会など、まずありえなきものにございましたから」 「幸村…」 「ですが、お館様の使いで奥州へ来て、政宗殿にお会いして…それがしは、贅沢になりました。甲斐にいる事を思えば、奥州城下の、直ぐ近くにいるだけでも幸せな筈なのに……それでは物足りない、と考えている自分に気が付いたのです」 意を決したように政宗に向き直った幸村の顔は、酒に酔っているのとは明らかに違う意味で紅潮していた。 「会いたい、傍にいたい、そして…触れたい。今もそうです。政宗殿のお気持ちも考えず、それがしはひとりで、このような邪(よこしま)な事ばかりを考え続けているのです。それがしは、本当は政宗殿の前に立つ事など許されぬような、いじましく醜い男なのです」 (この嵐の中、政宗様との約束を果たしに来た事は、礼を言う) 別室で着替えを渡された時、幸村は彼女の従者である小十郎に、静かに、だがそれでいて威圧感を漂わせながら告げられた。 「だが、あえて言わせて貰う。アンタと政宗様とでは、立場が違いすぎる」 「……承知しておりまする」 「あの方は、戦ごとに関しては他の追随を許さぬが、こっちの方面は、そこいらの嬢ちゃんとどっこいどっこいだ。アンタに抱いてる想いも、もしかしたら単に『恋に恋をしている』だけなのかも知れねぇ」 「……」 「そうでないとしても、そんな政宗様の想いを、アンタは受け止める自信はあるか?生半可な気持ちのままなら、悪い事は言わねぇ。もう政宗様には近付くな」 「…片倉殿は、まるで政宗殿の父君のようなお方ですな」 「──悪ぃか。俺は過保護なんだよ」 「いいえ、逆です。そなたのような方がおられるから、政宗殿はあそこまで素敵なお人になられたのですね」 「…チッ。これじゃ、ただのイヤミを言ってるみたいじゃねぇか……」 『竜の右目』の渋面に見送られながら、幸村は自分の中で、彼女に対する想いと小十郎の言葉を反芻させていた。 繋いだままの手がじんわりとしてきたのは、果たしてどちらの汗によるものだろうか。 先程よりも外の雨が更に強くなった事も、力を籠め過ぎて、手指の関節が白くなっているのも気付かぬほど、政宗と幸村は互いを見詰め合っていた。 「…なあ」 ややあって、政宗はまるで叱られた子犬のような顔をしている幸村に声を掛けた。 「俺の意志とは無関係にアンタが俺にヘンな事しようものなら、それは最低だけど…俺が、それでいい、っつった場合はどうなるんだよ」 「は?」 面食らったような彼の相槌に失笑しながら、政宗は言葉を重ねていく。 「確かにお前は、俺の気持ちを考えてねぇよ。だって…俺に確認してもいないのに、勝手に俺の気持ちを判ったつもりでいるんじゃねぇか」 「政宗殿?」 「俺も同じだ、って言ったら…?」 言いながら、政宗は僅かに身を乗り出すと幸村に近寄った。 「俺も…アンタと同じ事を考えてるって言ったら、どうなるんだ?」 仄かな香の匂いと一緒に、政宗の顔が更に近付いてくる。 「ま、政宗殿?い、いけませぬ!そんな、は、破廉…」 「──言うな!」 彼の口からその単語を聞きたくないあまり、必要以上に語彙を強めて、政宗は幸村の科白を遮る。 「合意の上なら、何も問題はねぇ筈だろ?」 「な…」 「頼むから、もっと自惚れてくれよ…そうでなけりゃ、俺……ひとりでバカみたいじゃねぇか」 「政宗殿…」 「だって…だって俺は…お前の事……」 勢いに任せて、募る想いを打ち明けようとした政宗だったが、突如口の中に入り込んできた何かに、続きを阻まれてしまった。 姉貴40
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前ページ次ページ伝説を呼ぶ使い魔 「前が見えねぇ。」 先ほどルイズのそれはもうすさまじい打撃を受けて目覚め、ブラウスやスカートを運んでいるのは 赤いシャツに黄色いズボン、この間とうとう買ってもらったアクション仮面シューズに身を包むのは 904回の召喚の末ルイズに召喚された少年『野原しんのすけ』5歳。 しんのすけはルイズに頼まれていた洗濯をしに外に出かけていた。 「まったくルイズちゃんったら人使いが荒いゾ。」 ルイズの洗濯物はまだ5歳のしんのすけにはまだ重くよろよろ歩きになっている。 ましてや家事などあまり手伝わない基本グータラライフを送ってきたしんのすけ には洗濯のしかたなどわかるわけもない。 そしてしんのすけはまだ一つの事実に気付いてなかった。 「せんたくきどこだー?せんたくきー。」 ハルケギニアに洗濯機などないという事実に。 「せんたくきー。せんたくきー。一昨日の晩御飯はケンタッキー♪」 ノリノリで歩きながら何気無い気分で右に曲がろうとしたときだった。 「おお!おっとっと。」 「キャッ!?」 つまずいてバランスを崩しそうになったしんのすけはそばにいたメイドにぶつか りそうになる。 しかしそこは自慢の身体能力を使いこなしてヒラリと体勢を直すしんのすけ。 おバカパワーなしでも問題なく体勢は直せた。 「ほっほ~い。」 「あの、大丈夫ですか…?」 メイドが話しかけてくる。ここでしんのすけの目は鷹のようにギラリと光る。 (対象女子高生以上の)女好きなしんのすけならこれくらいは日常茶飯事。 なかなかの器量良し。背丈、顔つきから対象年齢クリア。 そしてしんのすけの身体能力なら問題なく飛び込める距離まで近づいて気付いた。 彼は見逃さなかった。彼女の胸はけっこう大きいと言う事を! 「おおお~~ッ!!!!」 しんのすけがついいつもの癖で興奮、そしてナンパと言ういつものパターン。 「お姉さ~ん。オラといっしょにお洗濯しませんか~?ついでにオラの苦労も その手で洗い流してくれますか~?キャッ!言っちゃった~。あは~。」 しんのすけはいつもの癖で顔をニヤけさせる。 無論メイドは困ったような顔ではにかんでいる。 「あ、あの、もしかしてあなたがミス・ヴァリエールの使い魔になったと言う子ですか?」 メイドがしんのすけの左手にあったルーンを指差して言った。 しんのすけがそれに気付いたように言う。 「お?オラはルイズちゃんの使い魔なんだって。」 「き、貴族様をちゃん付けで呼んで大丈夫なんですか?」 「え?ルイズちゃんはルイズちゃんだゾ。そんなことよりオラ今おせんたくの最中なんだけど お姉さんどこにせんたくきあるか知らない?ルイズちゃんに頼まれちゃって。」 そう聞いたメイドが首を傾げる。とりあえず最中じゃなくてこれから始めるのでは?という疑問は追いといた。 「えっと、洗濯ですね。それでしたら私も洗濯に向うところですから、一緒に行きましょう。」 「おお~。優しいお姉さんだぞ!これがじいちゃんの言ってたメイドさんか~。 帰ったらじいちゃんに自慢しよーっと!」 二人の間に流れるなごやかな空気。二人が笑いながら自分が名乗ってなかったことを思い出す。 「すいません。名乗るのを忘れていましたね。私はこちらでご奉公させていただいている メイドのシエスタと申します。」 「シエスタ…シエちゃんでいいかな?オラは野原しんのすけ!最近気に入ってるおつやは 『ロイヤルチョコビ』ブラックビター味!どうぞよろしくだゾ。」 「ノハラシンノスケさんですね。変わった…お名前なんですね。」 そう言うとしんのすけがよし今がチャンスと言わんばかりの目つきをする。 人差し指を立ててチッチッと音を立てると、少しだけ気取って言う。 「シエちゃん。オラのことはしんちゃんと呼んでいいゾ!まぎわらしいかな?」 「えっと、『まぎらわしい』ですよ?…シンちゃん。これでいいですか?」 「あっはぁ~ん、シエちゃん飲み込みが速いぞ~。よろしくりきんとんは甘ったるい~。」 と、内心(よし!つかみはOK!)と思いつつ決め台詞を言ったしんのすけだった。 たどり着いたのは水場。 洗濯のための水はここで確保するわけだが、しんのすけはなぜかまだキョロキョロしている。 「シエちゃん、せんたくきは?」 「…?センタクキってなんですか?」 「ええ!?せんたくきを知らないの!?じゃあいままでどうやって服洗ってたの!?」 「え…。水をくんで洗剤を使って洗濯板でゴシゴシと…。シンちゃんも道具持ってるじゃないですか。」 しんのすけが荷物を見てみると、なるほど。確かにルイズの服の他に洗剤や洗濯板が用意されていた。 しんのすけは愕然とする。つまりルイズはしんのすけに手洗いをしろと言うのだ。 手洗いはおろか、そもそも洗濯機の使い方も間違えるしんのすけに。 「オ、オラせんたくやったことないゾ…。」 しんのすけの脳裏に鬼ルイズの怒りの咆哮を上げる姿が浮かび上がる。 その脅威にすくみ上がったときだ。 「あの…。洗濯の仕方がわからないなら私が教えますよ?」 基本プラス思考のしんのすけ。一瞬でしんのすけの瞳に光が再びともる。 「おお!!手取り足取り!?」 「は、はい。私でよければ…。どうですか?」 「ほい!精いっぱい敬意をこめてやらせていただきますです!!」 面倒くさい事が嫌いなしんのすけだが、それ以上に綺麗なお姉さんとおつきあいするのは たとえそれがただの洗濯の指南でもものすごく大好きなのだ。 元凶のはずであるルイズに感謝するくらいに。 その後極楽のような気分でシエスタに洗濯を教わり部屋に戻る。 そこには制服に着替えたルイズが朝食に行く支度をしていた。 着替えは平賀某くんやその他SSの方々の場合それをやらせていたが、 流石にしんのすけのガタイじゃ着替えさせるのは無理と判断したようだ。 朝食は『アルヴィーズの食堂』にて取られる。 食堂には生徒、先生問わず学院のメイジ達が集まっており、百人は優に座れるであろう、 テーブルが三つ並んでいる。 内装は豪華絢爛であり、テーブルにはロウソクや花が飾られている。 「ホントならあんたみたいな平民『アルヴィーズの食堂』には一生入れないのよ。感謝してよね。」 「おお!でっかいぞ!…みさえのケツがッ!!」 「…誰?」 ズゥゥゥン…。と言う効果音が響き渡る。お約束のネタが通用せずしんのすけがこれまでにないくらい落ち込んだ。 「…やっぱダメだゾ。いつもなら母ちゃんの後ろに立って言うからいいんだけど ルイズちゃんは胸だけじゃなくおしりも小さいからこの台詞使えないんだゾ…。」 「アンタ喧嘩売ってんの?」 「スリムは褒め言葉だゾ。」 しんのすけがテーブルの上を見たらものすごいご馳走がある。 当然しんのすけの感激っぷりは半端じゃあない。 「おお!オラのはオラのは!?」 「アンタのはそっち。」 そう言って指した皿には固いパンと質素なスープがあった。 しんのすけがあからさまな不満の表情を浮かべる。 ルイズがニヤニヤしながら続ける。 「どうしたの?使い魔は外で食事をするところを 私が特別に中で食べさせてあげるんだから、もう少し感謝しなさ「おかわりッ!!」速いわねッ!?」 普段から手抜きな朝食に慣れているしんのすけに取ってこんな朝食は3時のおつやより足りない。 そしてコレを完食すれば自分ももらえると考えたらしい。 「な、ないわよおかわりなんて!使い魔のくせに贅沢いってんじゃないわよッ!」 ルイズが椅子に座り祈りをささげる。 そんな様子をしんのすけはふくれっ面で見ている。 ―偉大なる始祖ブリミルの女王陸下よ。― だが祈りの最中にしんのすけが気付く。 皿の真ん中に複数人が分けて食べるように盛りあわされたフルーツの盛り合わせに。 キラン としんのすけの瞳が輝く。その口には少しばかりよだれが。 ―今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします― 祈りを終えたルイズがふと、しんのすけのほうを見るがしんのすけにしてはやけに従順に食堂から去ろうとしていた。 だが、あのしんのすけが何もせずに去るわけがないのだ。 「お、おい、フルーツこんなに少なかったか?」 「おかしいな、もっとあったハズだけど。」 ルイズがそれを聞いて皿を見ると確かにいつもと比べて量が見てわかるくらいに少ない。 おかしいと思った瞬間即座にしんのすけの後姿に目を向ける。 「アイツ…まさかッ!!」 ルイズがしんのすけを追いかける。 「ちょっと待ちなさいアンタ。一旦こっちを向いてみなさい。」 ビクッ!としんのすけがその場で立ち止まる。 「何か…。」 しんのすけが振り返る。すると…。 「ごようですかぁぁぁぁぁ?」 眉には切り分けたリンゴ!目の端でイチゴを挟み、鼻からさくらんぼをぶら下げ、 ほおをすでに食しているであろう果物で膨らませつつ口からバナナをはみ出させたしんのすけの姿が!! ブッ!!っとルイズが口をおさえたとはいえ思わずふきだす。 「この…大バカ犬ーーーーーッ!!!!」 拳骨の音が響き渡った。 続いて授業の時間。 ルイズに喰らった拳骨のなごりがまだしんのすけの頭にコブとして残っている。 「全く信じられない!神聖な食堂でなんてマネしてんのよ!」 「ちょっとしたおちゃめなつもりだったのに…。あとルイズちゃん。 そこは『食べ物で遊んではいけません』でしょ!やれやれ、ルイズちゃんもまだまだツメが甘いゾ。」 「わかってんならやるなぁーーーー!!」 教室に入るとすでに来ていた生徒達はルイズとしんのすけに目を向けた。 「おっ、『ゼロのルイズ』が平民を連れてご登場だ。」 「流石『ゼロのルイズ』!ゼロには非力な平民の子供がいいってか?」 「ハハハハハハ!!!」 しんのすけを連れたルイズを周りの生徒があざ笑う。 「いやー照れるなー。まいっちゃうゾー。」 「ほめてないってッ!!」 しかししんのすけがこの程度の罵倒を受け付けるハズもなかった。 マイペースなしんのすけを説き伏せるなど簡単にできることではない。 そうこうしているうちに先生らしき女性が教壇に立ち講義を始めた。 「皆さん、春の使い魔召還は大成功のようですね。このシュヴルーズ、 みなさんの使い魔を見るのを毎年、楽しみにしているのですよ」 そして教室を見渡すとしんのすけに眼をとめた。 「おやおや、また変わった使い魔を召喚したようですね、ミス・ヴァリエール」 彼女、シュヴルーズがしんのすけを見ながらとぼけた声でいうと、教室に笑い声がおきる。 笑い声とともに小太りの少年、マリコルヌがはやし立てる。 「『ゼロのルイズ』!召喚できないからってその辺に歩いていた平民連れてくるなよ!」 「違うわよ、きちんと召喚したもの!こいつが来ちゃっただけよ!」 「嘘だ~。『サモン・サーヴァント』ができなかっただけじゃないの?」 ルイズが顔をしかめているとしんのすけが問う。 「ねえねえ、『ゼロのルイズ』って何?」 すると途端にルイズはバツが悪そうになり、視線を外してしまった。 「知らなくていいことよ。」 「ほうほう、コンプレックスだから気にしていると。」 「(ドキッ!)ち、違うわよ!違うんだからねッ!!」 しんのすけが少し考え込む。 「うーん、コンプレックス?例えば『太り気味だからモテない』とか『実はマゾヒストなのを いつバレるかヒヤヒヤしているが案外それも楽しみ』だとか?」 マリコルヌが噴出すのはほぼ同時だった。 「お、お、お前なんでそれを知ってるんだ…?」 「え?適当に言っただけなんだけど。他にも『モテてるのをいいことに浮気中』とか、 『使い魔のモグラを気に入りすぎて女性を悲しませないだろうか』とか 『最近博打にはまって負け続けてる』とかは?」 ガッタァーンッ!!と言う音をたてて後ろに倒れたのは全然見当違いの所に座っていた ギーシュ・ド・グラモンだった。 「アンタ、もしかして今のも偶然?」 「うん。ぐーぜんだゾ。」 トリックなどない。この日のしんのすけは妙な奇跡を起こした。それだけの話だ。 そして無関係だったギーシュに思わぬ流れ弾が当たった。それだけの話である。 そうこうしてるうちにシュヴルーズが見かねて皆を叱った。 「みなさんお静かに。授業を始めますよ。」 授業が始める。ルイズも真剣な顔になり席に戻る。 しんのすけもなんとなく魔法に興味があったので聞いてみた。 「私の二つ名は『赤土』赤土のシュヴルーズです。土系統の魔法をこれから一年皆さんに講義します」 講義の内容は魔法の基本のおさらいだった。 魔法の基礎となる四大系統。火・土・水・風。それに失われし虚無を合わせた五つの魔法系統があること。 そしてそれらの系統を足すことによりさらなる力を発揮すると言うこと、 4大系統のほかに、最も優しい「コモン・マジック」があることがわかった。 「ほい!」 ここでしんのすけが手を上げる。 「コ、コラ!あんた勝手に何やってんの!!」 「けいとーは100個くらい重ねたらおかねもちになったりお姉さんにモテモテになりますか!?」 「ハイ?」 周りからクスクス笑いがあがる。ルイズが小声でしんのすけが 「ちょっと!アンタ何聞いてんのよ!?」 「オラも魔法のおべんきょうをしようかと思って。」 「平民じゃ一生かかっても魔法なんか使えないわよ!杖もないのに!」 「じゃあ杖っていくらかかるの?」 「売り物じゃないわよ杖は!」 苦笑してシュヴルーズが続ける。 「えっと、ちなみに重ねられるのは4系統。一つが『ドット』、二つ重なって『ライン』、 三つが『トライアングル』、四つが最大クラスの『スクウェア』です。 私は土系統のトライアングルですから『錬金』できるのは真鍮が限界。ゴールドは『スクウェア』でないと 錬金できませんし、そのスクウェア・スペルも精神力の回復に多くの時間がかかりますからお金持ちになるのは 少し難しいですね。…スクウェアくらいになれば相当の地位が約束されますし、女性の人気も保てるのでは?」 「おお~!!」 (り、律儀に答えちゃった!いい人ですねシュヴルーズ先生!!) ルイズが心の中で突っ込んだ。 「ほい!」 さらにしんのすけが質問を続ける。 「じゃあルイズちゃんは何けいとーですか!?」 ルイズがぎくりとしてしんのすけの頭を掴む。 「ア、アンタ…!バカ、やめなさい!」 「えっと、私は今年からこのクラスを受け持っているので何とも…。 そうですね、ではミス・ヴァリエール。貴方にやってもらいましょう。 この石を自分の望む金属に錬金してみてください。」 一瞬で周りの空気が変わった。 「そ、それだけは!それだけはご勘弁を!」 「それをやったら私…!まだ生きて叶えたい夢があるんです!!」 「危険すぎます!『ゼロのルイズ』にやらせたら命の保障すら…!」 そう聞いたルイズがカチンときてシュヴルーズに宣言した。 「やります!やらせてください!!」 周りの面々が顔を青くして騒ぎ出す。 「『ゼロのルイズ』が動き出すぞ!!」 「今すぐやめさせてください!」 「早まるな『ゼロのルイズ』!生き急いで何が得られる!?」 しんのすけがまわりのオーバーなリアクションに疑問を持った。 「…ルイズちゃんやけに大人気だゾ…。何?とんでもない大魔法でも使うの?」 ゼロのルイズと言うあだな、周りの尋常じゃない反応。この状況からしんのすけ の割り出した説!それは! (しんのすけの深層心理) ルイズがキャピったテンションで呪文を唱える。 「もえもえぴぴぴーもえぴぴぴー!怪獣シリマルダシ出てこーい!!」 呪文と供ウン十メートルもある怪獣シリマルダシが出現! 一瞬で学院が火の海! キャー!と叫び声を上げて逃げ出す女子生徒たち! その時現れたヒーロー!! 「アクションハイパーゴーシャストルネードビッグサンダーロイヤルレモンティーカンチョー!!」 ものすごいおならジャンプとともにシリマルダシのケツに大打撃!シリマルダシ撃破! 「キャー!あんな怪獣をいともかんたんに倒しちゃったわ!」 「強いわ!カッコいいわ!私の恋人になってー!」 しんのすけは一瞬にしてヒーロー!モテモテになった! 「どうか私のおヒザで耳そーじさせてくださいなんてカーッ!!たまんないねチクショーッ!!」 なんというプラス思考。ある意味見習うべきかもしれない。 それがしんのすけという人間なのだ。 「まっ・ほ・う!まっ・ほ・う!シーリ・マール・ダシ!シーリ・マール・ダシ!」 しんのすけがハイテンションになってルイズにシリマルダシコールを送る。 ルイズも一瞬呆れたががぜんやる気が沸いてきた。 「『錬金』ッ!!」 瞬間、全てが吹き飛んだ。 原因はいわずもがな。ルイズが石ころに杖を振り下ろした瞬間、その石ころは机ごと大爆発を起こした! 巻き込まれた生徒の大半は失神。無事なのは後ろのほうにいた生徒と見事にマリコルヌで『変わり身の術』を決めた しんのすけだけだ。 至近距離の爆破で失神したシュヴルーズを尻目にルイズが口を開く。 「ちょっと失敗したみたい」 「ちょっとじゃないだろう!ゼロのルイズ!」 「いつだって成功の確率、ほとんどゼロじゃないかよ!」 これは流石にしんのすけもゼロの真意を悟った。 「うーん、ルイズちゃんはやっぱ母ちゃんクラスの危険生物だゾ…。」 後ろでなぜか無傷の状態でのんきにリンゴを食べながらそう言ってるが悟ったはずだ。多分。 その頃ミスタ・コルベールは図書館であることを調べていた。 ルイズが召喚した少年に刻まれたルーンについて調べていたのだ。 だが彼の調べ物は今現在行き詰っていた。 「おかしいな…。確かこの辺だったはずだが…。」 ハズレだったらしく本棚に本をしまう。その時。 ガラガラガラッ!! 本棚の中の本が突然なだれとなって落ちてきた! それはまさにしんのすけの家の押入れのように! 「うわあああああッ!!」 コルベールがギリギリで避けたもののバランスを崩して転倒する。 「おーイタタタ。ん?コレは?」 目の前にあった本は少しばかり傷んで、ページも少しばかり破けていた。 だが開いてあったページにはさし絵が描いてあった。 後ろにそびえるメイジ。その前に立つ小人。そしてその前には剣を持った小さな剣士、 大柄な鎧の騎士、そして二本の角を持った細身の戦士。 そして小人の左手、それの拡大図にかかれていたのはしんのすけと同じルーン。 もう半分のページは破れててわからなかったがコルベールはそのルーンに気を取られてそれどころではなかった。 「こ、これは!あった!見つけたぞ!早くオールド・オスマンに知らせなくては!」 急ぎ足でその本を抱え、図書室から姿を消した。 前ページ次ページ伝説を呼ぶ使い魔
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第24話 嗚呼麗しのお姉様 海沿いの道を、一人の少年が歩いていた。 彼の名はロジャー・S・ハクスリー。 「全く訳が分からんじゃんかよ!オイラはこんな事してる場合じゃないのに…」 ルシオとの漢勝負の最中、ロジャーはこの島に飛ばされたのだ。 「とにかく今はバカチン達と合流して、サーフェリオに帰る方法を探さないとな… ネルお姉さまは大丈夫かな?」 そう呟きながら、彼は道を北に進む。 あのルシファーが何故か復活しているのは許せない。さっさと倒して帰りたい。しかし、その方法が分からない。 とりあえず、今は冒険を楽しもう。 その時、彼の目に何かが写った。その瞬間、彼の「本能」が騒ぎ始める。 「お~~い、そこのお姉さま~~~!!」 ロジャーは「お姉さま」に向けて突撃を始めた。 「ったく、何で私がこんな事されられなくちゃなんない訳? ホンット、迷惑だわ!」 「お姉さま」はかなり不機嫌だった。 彼女にとって、このゲームはどうでもいいのだから当然である。 まずはヴァルキリーかレザードと合流するのが理想。 でもぶっちゃけ面倒臭い。そう思っていた。 その時。 「お~~い、そこのお姉さま~~~!!」 いきなり背後で声が聞こえた。 しまったと思いながら振り向くと、やたら小さい生き物がこっちに向かって突進してくる。 「ったく、いきなり何なのアイツ!ダーク・セイヴァー!」 即座に詠唱を終え、謎の生き物に対して魔法を放つ。 三本の闇の剣が謎の生き物を貫く…ハズだった。 だが、何故か痛がる素振りも見せずに突進を続けてくる。 「えっ?」そう思った次の瞬間、謎の生き物は彼女の前で足を止めた。 そして、謎の生き物は言った。 「お姉さま、オイラと一緒に冒険しませんか?」 いきなり変な生き物に冒険に誘われ、「お姉さま」は混乱する。 「え?えっ?いきなりどう言う事?何だって?」 「だから、オイラと一緒に冒険しませんか?って言ってるんです。」 混乱した頭の中を整頓し、「お姉さま」は質問をする。 「ちょっと待って。まずアンタの名前は?」 「ロジャーです、お姉さま。」 「何で私を誘ったの?」 「オイラは人を捜してるんです。フェイトって言うんですが知りませんか、お姉さま?」 「知らないわよ、そんな奴。…ってまさか、私に手伝えとか言う気じゃないでしょうね?」 「その通りです、お姉さま。」 「お姉さま」はため息をついた。なんで私が…とは思う。だが、二人でいた方が安全である。 (ったく、しょうがないわね…) 「最後に質問。アンタ、このゲームに乗る気は?」 「ある訳ないですよ、お姉さま。」 「お姉さま」は彼の話を信じることにした。 「じゃ、協力する事にするわ。 私はメルティーナ。よろしく、ロジャー。」 こうして、超凹凸コンビがここに誕生した。 【G-09/朝】 【ロジャー・S・ハクスリー】 [MP残量:100%] [状態:お姉様と行動できる喜び] [装備:グリーンタリスマン@SO3・ウィザードクロス@SO3] [道具:荷物一式] [行動方針:フェイト達と合流] [行動方針2:お姉様と一緒に行動] [現在位置:G-09の別れ道を西に移動中] 【メルティーナ】 [MP残量:120%(最大は130%)] [状態:普通] [装備:レーザーウェポン@SO3・ルナタブレット@SO2] [道具:一つ不明・荷物一式] [行動方針:ヴァルキリーかレザードと合流] [行動方針2:単独行動もいいが、なるべく二人以上で行動] [行動方針3:攻撃してくる奴はぶっ殺す] [現在位置:G-09の別れ道を西に移動中] ※レーザーウェポンは装備者の最も得意とする武器の形をとります。 ※ウィザードクロスは「紋章術や魔法を主に使う人物」が放つ攻撃を、攻撃の種類に関わらず10%の確率で無効化します。 ※グリーンタリスマンの装備者は、致命傷を受けても10%の確率ですぐには死にません。傷は残ります。 ※ウィザードクロス、グリーンタリスマン共に破壊確率90% 【残り56人】 第23話← 戻る →第25話 前へ キャラ追跡表 次へ ― ロジャー 第55話 ― メルティーナ 第55話
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姉の楽園[→sideV→] 作詞/47スレ919 「(台詞) 姉が偶然手を伸ばした机の中の一冊の 禁断の書 (ノート)。 それは彼女を楽園へと導く道しるべだった。」 双子の妹は 楽園を夢見ていた 双子の姉は 帝国の一員だった 二人の鍵達は 背を向け歩いていった 二人の鍵は 帝国の戦火に飲まれた 「(台詞) 帝国は姉と妹を通して楽園を監視した。 やがて帝国と楽園の関係は崩れ、争いが始まる。」 姉は 真っ赤な果実 (ルヴェルト)の呪文を 偽りの呪文 (マホカンタ)で返した けれど 真っ赤な果実 (ルヴェルト)の次の 呪文はかわせない そして姉の怒りは 頂点と化し 炎の如く禁呪を 吐き捨てたのだ 「(台詞) 現実を見ろ」 双子の妹は 楽園を夢見ていた 双子の姉は 楽園を滅ぼしている 二人の鍵達は 現実に戻った 禁断の書 (ノート)を捨てて 二人に平和が戻った 「(台詞) 楽園の遥か東。その帝国の名はドヴァ。またの名をVIP。 今もその帝国では姉妹の伝説が語り継がれているという。」
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お姉チャンバラEZ 【サイト名】お姉チャンバラEZ 【ジャンル】アクション 【課金体系】従量525円 【容量】700KB 【通信機能】なし 【レビュアー評価一覧】 4.0点 2.0点 1.5点 1.0点 1 1 1 1 【簡易評価】あなたの評価点をクリック! plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. 2007/02/03 【使用機種】W41CA 【評価】★★☆☆☆ お姉チャンバラが携帯にくる!そう思って楽しみに落としてみたんだが… まずマップが微妙 こんなマップなら勇者と暗黒の迷宮かファイナルファイトみたいなマップがヨカタ 戦闘も作業だし 値段も微妙…315円ならあと★2つはつけれた あと個人的な意見としては咲タンがカワイクない…orz 2007/02/02 【使用機種】W41H 【評価】★★★★☆ 基本的に地球防衛軍がやりたかったがこれしか出てなかったので落としてみた。 が意外にハマった。 ストーリーモードとアナザーモードがあり、主人公のコスチュームも2種類から選択できる 敵キャラの数をもっと増やして欲しかった 2007/01/19 【使用機種】 W43T 【プレイ時間】 5時間くらい 【評価・点数】 20点 【長所】 ・お姉ちゃん(*´д`)ハアハア ・グラフィックキレイ(*´д`)ハアハア 【短所】 ・エンカウントが多くて萎える ・アドベンチャーパートが同じ事の繰り返しで萎える ・戦闘も同じことの繰り返しで30分くらいで飽きて萎える ・やり込み要素が少なくて萎える ・コンボが微妙で萎える ・とにかく作業で萎える 【内容】 戦闘は基本的には向かってくる敵を攻撃して押しかえしていくという形式。あまりアクションって感じはしない。レベルが上がって入手したポイントを各能力に割り振って成長(体力、力、レンジ、コンボ)。敵の種類は多分7種、お姉ちゃんのコスチューム2種 とりあえず一通りクリアしてみたがとにかく作業感が強い…。最初は楽しいと感じていた戦闘も30分も経てば、同じ事の繰り返し、エンカウント率の高さという理由からウザく感じ始める アドベンチャーパートが充実していればいいのだが、何もストーリーは展開せず同じ事の繰り返し…その為、戦闘パートへの飽きとプレイヤーのモチベーションの低下がksk コンボもうまくやれば無限に繋がるというわけではなく、コンボ数に上限があるので(初期3、MAX8?)あまり爽快感を感じられず 一度クリアすると能力を引き継いで2周目を始められるが、全く経験値をくれない弱い相手ともガンガンエンカウント。ここでプレイヤー(俺)の感じる作業感はピークに 時間は潰せたけど、はっきりいって面白くなかった 後、お姉ちゃん目当てで落とすのはオススメしません。一枚絵とかがあるわけでもないので 2007/01/11 【使用機種】W43T 【プレイ時間】一時間 【評価・点数】30点 プレステ2ででていたお姉チャンバラの携帯アプリ。ですか、プレイしてないので比べられないですので、そのままのレビューをします。 【内容】 お姉ちゃんが妹を探しに行くといったもの ストーリーモードとレベル上げ専用のアナザーモードに分かれている。ストーリーモードで進めなくなったらアナザーモードでレベルを上げるといった感じで使い分ける。 ストーリーモードはアクションパートとアドベンチャーパートに分かれる。(アドベンチャーパートは話を聞くだと思います) アクションパートはガンシューティングのように迫って来る敵にカーソルを合わせてセンターキーで斬るといったもの。アクションよりプレステのガンバールをやった気分になる 【長所】 ・斬る時の音がいい感じなので壮快感がある・お姉ちゃんがめんこい ・レベルが上がりづらかったり、技の出しが説明されてないのでやり込める。(人によっては明らかに短所になる。) ・画像がきれい。プレステ並み 【短所】 ・音がうるさい。on/offの切替えしかないためうるさいか、無音かと極端な選択をしなければならない。 ・アドベンチャーパートは同じのを繰り返すため嫌になる ・アナザーモードはいらないのでストーリーをもっとバランスよくして欲しかった。 ・アクションで敵が重なるとカーソルがどちらにあってるのか分からなくなり、あたふたしてる間にダメージ。 ・進むに連れて近付いてこない敵が出てきます。そのため敵が近付くまで待たなくてはいけなくなりかなりイライラしてきます。そのため爽快感がなくなる。(近付くアクションはありますがそれをやるっても敵は逃げたりします。) ・近付くアクションをすると姉ちゃんが画面半分くらいに写り混んでしまい敵を把握できなくなる(お尻から上が写るので人によっては長所) 少し短所が目立つが悪くはない。なんかやってしまう。安くはないのでオススメはしないが、気になる人はやってもいいとおもう。 サイト別/あ行/お姉チャンバラEZ
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嵐を呼ぶアイドル SYURA R 無色 (7) クリーチャー:ヒューマノイド/アンノウン/カリスマ・アイドル 7000 ■W・ブレイカー ■自分が無色のカードを使う時、支払うコストを1少なくしてもよい。 ■自分のゼニスの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。 作者:minmin 無色カードのコストを1下げ、さらにゼニスの召喚コストを1下げる能力を持つ。 複数並べれば、ゼニス以外の無色カードをタダで踏み倒すことも可能。 カードは呪文も含めるため、このクリーチャーを4体並べれば、《戦慄のプレリュード》をタダで唱えて、コスト10の無色クリーチャーをわずか1コストで召喚できる。 フレーバーテキスト モエルを救おうとする鬼丸に力を貸すため、修羅丸はヴィジュアル系アイドルグループ・YARASHIを設立した。 男性ユニット中心のYARASHIは、たちまち女性ファンの心を鷲掴みにし、あっという間に一大アイドルグループへと成長した。 (MC版) 「わずか数日のレッスンでこれほどとは…フッ、私は自分の才能が恐ろしい。」---嵐を呼ぶアイドル SYURA 「何やってんだよ、兄貴。」---鬼丸 関連 《ゼロ・ルピア》 評価 名前 コメント
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▽タグ一覧 謎の存在 \i |―┬―/ / /\ /;| ,/ ̄ ̄ ̄ヽ―‐ i;;;;;;;;;ヽ、____,ノ;;;;;|____ / i ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、,ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| `ヽ i /;;;;;;;ヽ、,、i、 、 ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,==ン iヽ.ヽ i⌒ヽ、_/===っ´ ` `ヽ、 ヽ、ヽ_ゝ;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;ノ _,. ヽ´`ヽ | /| |;;;;;;;;;;;;;||;;;||;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;/ /´_ノl l .´`i | / ̄` `/⌒ ̄ ̄ ̄\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ / ), / | l |..| l、 ____i´ ヽ、/ );;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ,i ´⌒`/ | ヽ | ` 、、| ヽ、ノ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ´ ̄ ̄ ̄ /;;|ヽ | ヽ `ヽ、ノ /;;;;;;;,\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /――― /;;;;;;| .i (;| `ヽノ、./ヽ;;;;;;;;;;;;;ヽ ̄ ̄ ̄ ̄´= ̄  ̄\  ̄|;;;/;;;;;;;;;| | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;) )\ つ つ );;;;/ /;/ i;;;;;;;;;;;| | ヽ;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;;|______/;;/ /´ /|;;;;;;;;;;;;j . | |;;;;;;;;;;;;;ヽヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ノ .| /| .|´⌒` /| |;;;;;;;;;;;;;;;;i );;;;;;;;;;;;;;;/ /i /. | .|´ ̄`/;;; 出典 【概要】 第24話で遺跡から像が見つかっている。やる夫はこの像を見た瞬間激しい警戒心と嫌悪感を抱いた。 絵本「ひかりとやみの巨人」にも登場している。
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「具合の悪い貴様にどうこうする程、我は人でなしではない。それに…」 戸惑う元親の傍まで近寄ると、元就は彼女の銀髪に触れる。 「これまで、我らは徒に身体を重ねていただけだった。だから今、こうして互いの心や気持ちについて言葉を交わす事が、とても新鮮に思っているのだ」 「元就…」 自分の隣に腰掛けて、膝を叩いている彼に小さく頷くと、元親は元就の膝枕に頭を載せた。 そのまま窓から外を眺めると、名月に相応しい満月が、煌々と輝いていた。 「どうした?浮かぬ顔だな」 中秋の名月を眺める元親の表情が、何処か憂いを帯びている事に気付いた元就は、彼女に尋ねる。 「痛むのか?」 「ううん、そうじゃなくて…こないだの雨雲、東に向かって流れてただろ?だから…」 ──きっと、今頃奥州は雨だろう。 悪友であり心友の恋の行方が気がかりで、元親はその瞳を僅かに細めた。 「こんなこったろうと、思ったよ」 軒下に吊るした照る照る坊主への願いも空しく、激しい音を立てた秋雨が、室内にいる政宗の声すらもかき消す勢いで降り続けていた。 月見の約束をしても、肝心の月が拝めなくてはどうしようもない。 元々、半ば強制的に約束をさせたようなものだ。 おそらく、その罰でも当たったのだろう。 「待たなくてよろしいのですか?」 「来ねぇよ。それにこの雨なら、もう奥州を発った後かも知れない」 彼が来た時の為にと、新しく用意していた着物も放り出したまま、政宗は落胆を隠せない声で返した。 「どうやら、見込み違いのようでしたな。政宗様との約束を反故にする愚か者とは…」 「やめろ、小十郎。あいつだって、暇じゃねぇんだ。それにこんな土砂降りン中、無理をしてあいつに何かあった時の方が、俺はイヤだ」 「…よろしいのですか?彼の為に、色々とご用意なさっていたのでしょう?」 彼をもてなそうと、政宗は殆ど徹夜で団子を拵えたり、床の間にススキをはじめとする秋の花を飾ったりしていたのだ。 「……いいんだ。オマエだって言ってただろう?あいつと会chanceは、また来るさ」 「政宗様…」 「団子は、明日にでも皆に分けてやってくれ。俺…ちっと顔洗ってくるから」 未だ何か言いたそうな小十郎を振り切るように、政宗は自室から廊下へと足を踏み出した。 これでもかというほどの土砂降りの雨を見て、いっその事顔どころか、この大雨の中に飛び込んでしまおうか、という考えが頭をよぎる。 その時、 「ごめん下され」 雨音に紛れて、何処か懐かしい声が、政宗の鼓膜を震わせた。 そんな、まさか。でも。 様々な想いでざわめく胸を抱えながら、政宗は廊下を駆けると声のした方へ向かう。 するとそこには、外套に身を包んではいるが、この雨脚の勢いを防ぎ切れなかったのだろう、全身ほぼ濡れ鼠の幸村の姿があった。 「遅参してしまい、申し訳ござらん。すっかりお待たせしてしまいましたな」 「幸…村…な、何でお前……」 「約束したではございませぬか。今宵は共に、月を見ようと」 幸村の来訪に気付いた小十郎は、部下に大きめの手巾を用意させると、幸村に服を乾かすから着替えるように言う。 「ah…き、気持ちは嬉しいけどよ……見れないぜ?何せこの雨で、中秋の名月は暗雲のはるか向こうだ」 声を震わせながら、政宗は精一杯の作り笑いで、幸村に返事をする。 しかし、幸村はそんな政宗に小首を傾げると、穏やかな笑みを浮かべながら言葉を続けてきた。 「そうでございますな。でも、それがしは『中秋の名月』を見に来た訳ではございませぬよ」 外套を預け、貰った手巾でひとしきり雫を拭った幸村は、僅かに歩を進めて政宗との間の距離を縮めてきた。 見かけよりも逞しい彼の身体が近付いて来た事に、ドキドキしている政宗に向かって、幸村は己の左親指と人差し指で半円のようなものを作ると、額にかざしてみせる。 「それがしが何よりも見たい『月』は、ちゃんと今もございます」 「…what?」 「すぐ目の前に、あるではございませぬか。いつもそれがしを眩しく照らして来られる『三日月』が」 一体それが何を意味するのか、説明されるまでもなかった。 月よりも何よりも、自分に会う為に、この紅蓮の武士は来てくれたのだ。 「──政宗殿。お会いしとうございました」 「…ふぇ」 「政宗殿?」 「ふえぇ……」 「まさ……」 「ふええぇぇん……ふええぇぇぇ……」 「政宗殿、政宗殿?泣かないで下され、政宗殿…」 「ふえええぇぇぇん………」 後は、もう言葉にならなかった。 おろおろしながら、それでも懸命に宥めようとしてくれる幸村の腕の中に倒れ込むようにしながら、政宗は、これまで虚勢を張る事によって隠し続けていた素直な気持ちを、涙と一緒に吐き出していた。 姉貴38
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クリボーを呼ぶ笛(OCG) 速攻魔法 自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、 手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。 デッキサーチ リクルート 魔法 関連カード クリボー クリボー(OCG) クリボー(真DM2) ハネクリボー